12月21日に、顔見世に行きました。
顔見世とは、歌舞伎で1年に1回、役者の交代のあと、新規の顔ぶれで行う最初の興行のことです。
3部の「引窓」と、「京鹿子娘道成寺」を見ました。
「引窓」は「双蝶々曲輪日記」の一部で、親子の義理と情愛を描いた演目で、「京鹿子娘道成寺」は、女方が様々な小道具や衣装で踊る演目でした。
歌舞伎を生で見るのは初めてでしたので、どのような感じなのか楽しみにしてましたが、迫力があり楽しかったです。
「引窓」は人情劇で、分かりやすい話でした。
題名にもなっている引窓は馴染みがなくよく知らなかったのですが、芝居の中で使われていてどのようなものか分かりましたし、要所要所で使われていたので大切なものだというのも分かりました。
「京鹿子娘道成寺」は、芝居よりも踊りの方が印象深かったです。
衣装の引き抜きや、様々な小道具を持って踊るので楽しく見れました。
引き抜きは後の方は蛇の脱皮のような感じで、引き抜きの仕方も色々あるのだと思いました。
「京鹿子娘道成寺」は、一部分を本会で踊りましたが、唄が馴染みのある部分があり、その部分は特に楽しかったです。
「京鹿子娘道成寺」は自分の卒論のテーマでもあったので、何もなしで見るよりも理解して見れたと思いますし、勉強にもなりました。
今回の顔見世では、役者さんのお名前がほとんど分からなかったので、日本舞踊をやっていくなかでもっと勉強しようと思いました。
今回は歌舞伎を生で見るという、貴重な経験ができました。
また機会があれば見に行きたいです。
年末に向けてもお稽古頑張ります。
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