皇室の名宝展へ

11月15日㈰、京都国立博物館で行われている皇室の名宝展へ行ってきました。
この展覧会は、天皇陛下のご即位を記念して皇室ゆかりの地である京都で開催されたものです。
展示会場には、普段目にすることのできない貴重な品々が多くありました。
中でも藤原定家筆の更級日記などの書、蒙古襲来絵詞などの絵巻
物、そして源氏物語図屏風などの屏風もありました。
また、以前から興味のあった伊藤若冲の作品、大鶏雌雄図や南天雄鶏図もあり、本物を間近かで見られ、その精密さに圧倒されました。
私が最も興味深く拝見したのが、天皇陛下が即位礼の時着用された衣装です。
新天皇になられる即位礼の時に代々引き継がれてきたものだそうです。
衣装の色は、天皇のみに許された色だそうで、何とも深みのある印象深かい色でした。
ガイダンスを聴いていると、麒麟の絵柄が織り込まれているとあったので注意して見ると、確かに幾つも小さい絵柄が織り込まれていました。
ガイダンスを聞かないと見過ごしてしまったくらいです。
今、大河ドラマ「麒麟がくる」では、乱世を治めようと闘っている武将たちの姿が描かれていますが、天皇陛下の即位礼の衣装にも麒麟が描かれているのを目の当たりにし、天皇陛下の天下泰平への願いや祈りがそこに込められていると知りました。
ありがたいことだと思います。
春乃千香

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