お正月の風物詩<鏡餅>

年が改まって迎えるお正月、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

「和暮らしのすすめ」から、お正月ならではの風物詩やお正月飾りをご紹介します。

 

お正月は歳神様を家にお迎えし祝う行事です。

歳神様とは、先祖の集合霊のことを呼んだもので、年の初めにやってきて、その年の家族の健康や五穀豊穣を約束してくれる神様です。

正月飾りは、その歳神様を心から歓迎するための準備として飾るものです。

 

<鏡餅>

最近ではスーパーでもそのまま飾れる鏡餅セットも売られるようになってきましたが

本来は鏡餅の飾りにも意味があります。

一番上の橙は、子孫が代々栄えますように

昆布は、喜ぶ(おせちにも入っていますね)

シダは、古い葉と新しい葉が一緒に成長する事から、末永く繁栄するように

鏡餅の下に敷いている紙は、一年間の繁栄を願う

 

鏡餅という呼び名は…

鏡には神様が宿ると言い伝えられている事から、昔の鏡に似せた餅を飾って神様と共に新年を祝うという意味を込めて、鏡餅を飾ります。

 

この鏡餅を下げるのは一般的に1月11日が多いようですが、地域により異なります。

鏡開きの日には年神さまにお供えしたおさがりとして、鏡餅を木づちや手で割り、

雑煮やお汁粉にしていただきます。

鏡餅には神様が宿っているので、鏡餅を割るときに刃物を使ってはいけません。

神様に感謝しながらいただいて、無病息災、長寿、家内安全などを祈りましょう。

 

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