事始め

12月13日は事始めでした。
雨が降っていましたが、事始めの日に雨が降っているのは初めてだったそうです。
名取一同、稽古場でお家元に今年一年のご挨拶と、来年に向けてのご挨拶をし、お家元から励ましのお言葉と、稽古用の扇をいただきました。
私は2度目の事始めで緊張していましたが、お家元から落ち着いていた、と言っていただけて良かったと思いました。
まだまだ先輩方の所作を見ながらというところですが、来年は自分自身で余裕を持てていると思えるように頑張りたいです。
芸事の事始めは師匠のところへ挨拶にいくというもので、京都や大阪などで行われるもので、それ以外では行われていないそうです。
12月13日は正月事始めともいい、煤払いや松迎えなどの、正月の準備に取りかかる日とされています。
12月13日が婚礼以外は万事に大吉とされる鬼宿日に当たることから、年神様を迎える準備を始めるのにふさわしい日とされ、正月事始めとして定着していったそうです。
事始めのご挨拶が終わったら正月準備を始めるというのは聞いたことがありましたが、なぜなのかは知らなかったので今回調べて分かりました。
鬼宿日という日があるというのも初めて知りましたし、鬼が宿ると書かれているのに、縁起が良いというのは不思議だなと思いましたが、鬼が宿る日ではなく鬼が宿に居る日だそうで、鬼が出歩くことがないので吉の日といわれているそうです。
思っていたのとは反対の意味でしたが、字を見ると確かにその意味にもなると思うので、面白いと思いました。
また、外国の方で日本舞踊を体験するという方が増えてきており、日本文化や芸能が注目されてきているなかで、それをお稽古事にできているということや、事始めというしきたり自身も誇れることだと言われたのにはその通りだと思い、自分自身でも誇りにしたいと思いました。
本日の稽古場は良い緊張感に包まれて、普段とは違った雰囲気になっており、気が引き締められました。
今年あと少しと、来年に向けてお稽古頑張っていきたいです。

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