針供養

12月8日に針供養が行われると聞いたのですが、針供養が何なのかよく分からなかったので調べてみました。
針供養とは、針を供養する行事だそうです。
針仕事は昔の女性にとって大切な仕事の1つであり、縫い針は生活に欠かすことの出来ない道具だったので、針供養の日は針仕事をお休みにしてお世話になった針に感謝し、供養しそれと併せて裁縫の上達も祈っていたそうです。
針供養の方法は、豆腐やこんにゃくのような柔らかいものに刺し、近くの寺社に奉納するというのが一般的でしたが、現在では針供養が行われる寺社に針を持参、奉納し供養していただくのが一般的になっているそうです。
家庭で針供養が行われていた時代には、針を刺した豆腐やこんにゃくを川や海へ流したり、土の中に埋めたりなどして供養するということも行われていたとのことです。
柔らかいものに針を刺す理由は、これまで生地などの硬いものを刺してきた針に対して、最後は柔らかいところで楽に休んで成仏してください、という気持ちからきているそうです。
針は豆腐やこんにゃくなどに刺しますが、これらの食べ物はお供物としての意味も持っているそうです。
各地の寺社で行われている針供養ですが、起源は和歌山市の淡嶋神社とされているそうです。
調べてみて、針供養がどういう行事なのか分かりました。
昔は針仕事といわれるように、裁縫が身近な生活の中にあったというのを改めて思いました。
いつも使っている道具を捨てるのではなく、感謝して奉納するというのは良いことだなと思い、そういった日本人の風習は、これからも受け継がれていくといいなと思いました。
着物も針仕事によって作られているんだなと感じ、改めて大事に着ようと思いました。
母や叔母などからのお下がりの着物は、裾上げをしなければならないので、こういうところでも針仕事と関わりがあるなと思います。
今までは母にしてもらっていましたが、母に習って自分でも裁縫ができるようになろうと思います。
大事に着て、お稽古も頑張ります。

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