東山花灯路を振り返って (家元コラム)

思い返せば‥

春乃流創流当初から関わらせていただいた、この催し。

京都の春の風物詩となりました。

数年は、高台寺公園に建てられた仮説の舞台で賑やかに、時には東山花灯路のテーマソングに合わせて振り付けをし、華やかに門下が踊っていた姿が懐かしく思い出されます‥

その後、舞台は閉鎖になり 春乃流は‥  ありがたいことに八坂神社さまへ‥

夢のようでした。

初めての奉納の日の光景は今でも大切な思い出です。

やわらかい提灯の灯に照らされ門下のキラキラと輝いた瞳‥ 見上げていた私の目にも涙が‥

幼い頃から寄せていただいていた、お世話になってきた場所での有難いひととき。

毎年この日に向けて、気持ちを新たに引き締めてまいりました‥ そしてついに最終の年に。

ここ数年 コロナの影響で中止を余儀なくされ、悔しい年を経て 今年こそはと気持ちを持ち上げていましたが、  締めくくりをさせていただくことも叶わず‥ 門下共々落胆の日々でした‥

 

このページには書ききれないほどの沢山の思い出、 まだ寒さも残る京都に灯籠の灯りをもとに 炎の川のように照らされた東山界隈を奉納帰りに散策し、改めて京都の絵になる素晴らしさ。寒さも感じつつ空気感が心地よい催したったと振り返ります。

20年で締めくくり。 奉納させていただいたのは10回。

光栄でした。 寂しく名残惜しいですが、あらためて奉納させていただける日に向かって。

 

東山花灯路  感謝を申し上げます。

 

 

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