紅葉を求めて

今年の秋は、長雨が続いたうえ2週連続の台風などいつもと違う秋を感じていましたが、

ここに来て気温が下がり、やっと秋の深まりを感じるようになりました。

先日、友人に誘われ紅葉をもとめて洛北にいってきました。

その日は朝から雨が降っていましたが、昼には止み、色づいたもみじがしっとりと一層

鮮やかに見え、とても綺麗でした。

はじめは、「しょうざん」の庭園を散策しました。4~500年も経つ

苔むした台杉の巨木が林立する中、色とりどりに紅葉したもみじが配され、

何度もその美しさに足を止めては、シャッターを切り、歩を進めていきました。

すると、庭園を流れる小川のせせらぎが心地よく聞こえてくると、

古い茶室のような建物が見えてきました。

何百メートルも歩いたというわけではないのに、まるで別世界に来た感じがしました。

大きく深呼吸をすると澄んだ空気が体いっぱいに入り、すがすがしさでこころが

生き返ったような気がしました。

午後は、「しょうざん」から坂を上り、光悦寺へ。

こじんまりとした佇まいながら、入口にある鮮やかなもみじのトンネルが出迎えて

くれました。

高台にあるため、境内からは鷹峯三山が目の前に見え、紅葉の美しさとともに

深山にいるような風情を感じることができました。

最後に、源光庵へ。ここは、悟りの窓と言われる円窓と迷いの窓と言われる

方形窓があり、それぞれの窓から紅葉を楽しむことができました。

今回、近い場所ながら土地の形状や高さの異なる三か所で紅葉を堪能することができ、

それぞれの趣が異なり、倍楽しめた気がしました。

    

 

C・T

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