東山花灯路を振り返って

私が春乃流の門下生として初めて八坂神社奉納舞踊に触れたのは2011年。奉納に先立ち東日本大震災に思いを寄せ鎮魂の祈りが捧げられました。

それから10年余り。舞殿が使用できない年あり、大雨、極寒の年あり、音声トラブルの年もあり、様々な場面がありましたが、何があっても動じず踊り納めておられた先輩の姿が胸に刻まれています。

私個人的にも観る者、解説する者、舞踊奉納する者と立場を換えて携わらせていただきました。
奉納する立場になり稽古に入ると、これにかけるお家元の熱量は並々ならぬものと解り流派の一員として重責を感じました。

ここのところは、予定されていたのに最終的に奉納できない年が続き口惜しいことですが、私の様な一市民が由緒ある神社の神様に踊りを納めさせていただく貴重な経験を大事に有り難く思います。

これからも春乃流に神様の見守りがあります様にと祈り精進を続けます。

春乃香純

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