映画と梅の花

2月20日土曜日、久しぶりに友人と映画を見に行った。
「めぐみへの誓い」という作品です。
上映の前、思ってもみなかったことに野伏翔監督の挨拶があると聞き驚いた。
監督によると、この作品はクラウドファンディングで全国の支援者の寄付によって作ることができたという。
エンディングロールに寄付者の名前がでるので見てほしいと。
そして、客席は満員だったものの、監督はもっと若者に見てもらいたいので呼びかけをして欲しいと訴えられた。
実際、この映画に登場する横田めぐみさんは、13歳の時日本語教師として育てるために拉致された。
同じく田口八重子さんは、22歳の時乳飲み子を含む幼子を残して拉致された。
また、警察が拉致の疑いが排除できないという特定失踪者が883名いるという現実。
若者ほど狙われることに用心する必要があるのだろう。
この映画は、綿密な取材に基づいてリアルな描写で拉致の手口が描かれていた。
拉致という最悪な人権侵害による犯罪、その理不尽さ、むごさに胸が痛んだ。
悲しさと悔しさで涙が流れた。
隣で見ていた友人も同じ思いだったという。
映画が終わって、昼食をとり、天気が良いので北野天満宮に梅を見に行くことになった。
境内の梅は、見ごろを迎えて美しく咲いていた。
梅に囲まれながら、いろいろな話をした。
日本は安全な国だと思っていたが、外国と密通するスパイによって日本人がやすやすと拉致されてしまう。
こんなことはあってはならない。
認めることはできない。
拉致被害者の奪還とそして、同じような犯罪が起こらないようにするために、何ができるか考え、自分にできることから一人ひとりがやっていくしかないという話になった。
美しい梅の花とその香りが重い二人の心を癒してくれているように感じた。
2月25日まで1日1回10時から京都シネマで上映されています。
是非見に行ってください。
春乃千香

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

便利な何でも屋 京都