善光寺お礼参り

去年12月、西国三十三所巡りの32番札所観音正寺と33番札所谷汲山華厳寺にお参りに行き、全ての霊場を巡ることがでたので、1月中旬1泊2日で長野県の善光寺にお礼参りに行ってきました。
1日目、午前8時に京都駅に集合。天候にも恵まれ、バスは順調に長野県に入り、午後2時ごろ北向観音に到着し参拝しました。
北向観音は、お堂が北向に建てられていることからこの名がついたといいます。
善光寺は、来世でのご利益、北向観音は現世でのご利益をもたらすと言われ、善光寺のみの参拝では、片参りになるということで、古来より北向観音の参拝が行われてきたそうです。
境内には、樹齢1200年の桂の老木と愛染堂があり、これらにちなんで川口松太郎氏が、「愛染かつら」を書いたことで有名な寺です。
境内が高台にあるため、上田市が一望でき田畑や山並みが美しかったです。
その日の夕方、長野駅前のホテルに到着し1泊しました。
夜中にそれまでなかった雪が降り、翌朝真っ白に風景が一変していたので驚きましたが、だんだんと雪が解け、善光寺の参拝には支障なくお参りができて良かったです。
善光寺に着くと、案内役の方が丁寧に分かりやすいくお話してくださったので、お寺の歴史や仏教用語が起源となった今でも使われている言葉など楽しく学ぶことができました。
そして、内陣に入っての祈祷では、一人ひとり全員の名前が僧侶によって読み上げられ、厳かな気持ちになりました。
また、特に印象深かったのが、「お戒壇めぐり」です。
御本尊の安置される瑠璃壇の下の真っ黒な回廊を通り、中ほどに掛かる極楽の錠前を探し当て、
秘仏のご本尊と結縁するという道場でした。
真っ暗なので一人で行くのは、とっても怖いですが、みんなで一緒に1列になって進んでいけたので心強かったです。
錠前に触れて祈願することができたときは、ホッとしました。
胸がドキドキわくわくの体験で、一生忘れられない思い出です。
帰路、飯田市にある元善光寺に参拝して、お礼参りの旅を無事終えることができました。
1年かけて三十三所を巡り、お礼参りにいくことができたことで、今までにない感覚が心を包んでくれているように思います。
貴重な体験と色々なご縁に感謝です。
千香

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