今昔

今習っている演目に「御所車」があります。
内容は春先に恋しいお方からの手紙を嬉しく思う反面恥ずかしく、でも想いは募っていく 女性の恋心を唄った演目です。

その歌詞の中に「百夜通いの~」とあり、それを見た瞬間、あ! と思いました。

これは有名な小野小町と深草小将の伝説で、小野小町に求婚するにあたって小将が百夜通いの約束をすると
いうやり取りの部分のことだ!と

ものによっては良岑宗貞と深草小将を関連付けているものもあり、昔のことは不確かなことが多い分、伝説とされていることもありますが、想像を巡らせ、考察することができるのが楽しいですね。

また京都には小将が通った道とされている場所やお寺もあって、歴史の場所に足を運ぶのも楽しそうです。

自分の知っていることが歌詞の中に入ってるとそれだけでなんだか親近感が湧いて、唄に込められた思いを
理解しやすい気がしてきます。

春乃 香永

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