まるおかこども歌舞伎

11月25日 朝家を出るときは、暖かい晴れの天気だったのですが、二時間足らずで大雨です。
その雨の中を会場は早い時間から、大入りで桟敷席に、やっと座れる程です。
磯部小学校の旧体育館ですが、大阪「中座」から寄贈された、破風と緞帳が昔の歌舞伎小屋を感じさせます。
演目は、舞踊元禄花見踊
四人での華やかな踊りが始まります。腰をしっかり落とし 表情も緊張しながらもにこやかに。
扇も桜の枝も肩甲骨を動かして大きな振りです。
かざす手も指先まで揃っているし 手首もしっかり曲げられています。
僅か五ヶ月程で、これほどの仕上がりです。泣きながらお稽古をしたそうです。
見事な踊りでした。

次は、義太夫の妹背山婦女庭訓の二幕です。
嫉妬や恋しい人のためなら 命さえも差し出すという 大人にも難しいものです。
言い回しも間合いも難しく、きっと英語より 日常には聞かない言葉でしょう。
出演者九人が 自分の役をやりあげ涙を誘うほどでした。
浄瑠璃の語りも気が入り、前のめりになり客席も息をのんで観いりました。
出演者のご家族の思いは、どうだったのでしょうか?
協力なしでは、できないことですから終わった瞬間にご苦労が、吹っ飛んだのでしょうね。
お家元、お疲れさまでした。
見習っていきます。

家に帰りついたら、1日のうちに感動が大きくて2、3日経ったような気分でした。

春乃 香笙

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