道成寺

今は卒論を書いています。
テーマは「道成寺物」で、歌舞伎を中心に書いています。
「道成寺物」とは、思いを寄せた僧の安珍に裏切られた少女の清姫が、激怒のあまり蛇に変化し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すという安珍・清姫伝説を、後日談という形で演じているものです。
様々な芸能で演じられており、大まかな形は同じでも、細部は芸能によって違いがあります。
歌舞伎の「京鹿子娘道成寺」は、初代中村富十郎が完成させたものです。
初代瀬川菊之丞が踊った「百千鳥娘道成寺」が、その基礎になりました。
現在の「京鹿子娘道成寺」は全14段からなり、様々な要素で成り立っているそうです。
日本舞踊の「道成寺」は、歌舞伎物といわれる歌舞伎から採り入れた舞踊の1つです。
私も「道成寺」の一部を踊らせていただいたことがありますが、一部分だけでもとても難しかったです。
歌舞伎の「京鹿子娘道成寺」が女形の最高峰といわれている通り、本当に難しい演目なのだと改めて分かりました。
また、別の部分を踊らせていただく機会があったときに、もっと上手に踊れるように稽古を重ねていきたいです。

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