京都で思い浮かぶもの

京都と聞いてなにが思い浮かぶでしょうか。

季節のお菓子、着物、舞妓さん、芸妓さん、花灯路、川床、万灯会、桜や紅葉のライトアップ、雪灯路、祭り、新撰組、各神社仏閣の催しなど、たくさんのものがあると思います。
私は京都三大祭のとりわけ葵祭が京都の景色と相まって一番時代に想いを馳せられて印象が強く残っています。
正式名称は「賀茂祭」と言い、平安京以前の欽明天皇の時代から続く祭と言われており、源氏物語にも描かれ、この時代の祭りと言えば葵祭のことだったとか。
昔の人も、もしかしたら自分のご先祖様も同じ祭りを観ていたかもしれないと思うとなんだか言葉では表せないような感情が沸いてきますね。

今月5月は月初めから半ばまで葵祭の行事が目白押しで、すべての行事を見ることは働く身ではなかなか
難しいので、毎年どれか観れたらいいなぁと思いつつ

結局観れなかったりするんですが…(。。;)

昔、流鏑馬神事と賀茂競馬と路頭の儀の3つを観たことがあります。
路頭の儀は御所と下鴨の糺の森で。
その時何を考えたのか行列についていってみようと思い、下鴨から上賀茂まで歩こうとしたことがあったのですが。
これが遠いの何の!

実際に行列に参列してる方々が歩いているので、歩けない距離ではないのでしょうけど、それにしても京都の5月の陽気の中歩くにはちょっとキツい…
さすがに途中ついていくのを断念して行列を見送りました。
時代の衣装に身を包んで歩くのはどれ程大変だろうかと思います。
祭りを絶やさずに伝えていってくださっている素晴らしさに感謝せずにはいられませんね!

ちなみに。
昔の地図を見てみると、以前の内裏は現在の御所と場所が違うようで、今よりさらに西に位置していたようです。
今でも相当な距離なのにさらに長かったなんて!

香永

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